老漢口散歩

上記の事情で今日は漢口を散歩。
まずは江漢四路のカレー屋で腹ごしらえ。今日はトンカツ定食にしてみましたが、トンカツのレベルもなかなかです。ソースはイカリソース
カレー屋(江漢四路)トンカツ定食
腹ごしらえを済ませて散策開始。今日歩いたのは江漢路東側のエリア。ここはかつての租界地区で、古い建物の取り壊しや再開発があちこちで進んでいるものの、まだまだ味のある路地の宝庫でした。
古そうな教会(黄石路)
旧フランス租界の近くに今でも「車站路」(駅通り)という道があるのは知ってましたが、洋風の立派な駅舎が保存されているのは知りませんでした。説明文によると、1900年のフランス人設計による建築で、民国時代は「大智路駅」で解放後に「漢口駅」となったとのこと。近くの建物には「漢口站旅社」の看板がまだあったりして、なかなか懐古趣味をくすぐられます。
いつまでここの漢口駅が機能していたかは不明ですが、すでに鉄道はすでに廃線となって、駅前は何の変哲もない通りと化しています。
旧漢口駅 漢口站旅社跡 
「車站路」の標識
最近では少なくなった里や巷と呼ばれる細い路地がこのへんはまだまだたくさんあります。古い建築には上のほうに建築当時の年号が書かれてますが、1920年台の建物とかも結構ありました。
輔義里(吉慶路) 豊寿里(吉慶路) 
公徳里(中山大道) 三徳里(中山大道) 
延慶里(勝利街)
いやー、思った以上に老漢口は濃かったです。今回は携帯電話内臓のカメラしか持参しなかったのは失敗でした。またそのうちデジカメを持ってじっくり散歩したいと思います。
参考資料
 ・1919年の地図
 ・1933年の地図
(「世界飛び地領土研究会」より)